近頃ちっとも楽しくない、世の中,高度低成長期で景気は悪いし生活の不安もあるし、
住宅ローンは残っている。 たばこ銭も火の車でおおげさな禁煙宣言までしてがんばってはいる。
マクドナルドの上場で、一発当てるかと、購入しても狂牛病とやらでジリ貧。ついてないね。
だけどそんなことに縛られていてどうする！。残りの人生も大事に生きなきゃね。
考えてみなさいよ。80まで生きるとしても、なにもしなけりゃ、すぐにボケが始まるかもしれない。
ここは頭も刺激して下半身強化を図り、残りの人生を好き勝手に生きることにしよう！

　お金持ち父さんも貧乏父さんも、いずれ等しく限りある寿命なのだ。
お金はあることに越したことはないが、でもお金が無ければないなりに
不良のあぶないおじさんにはなれるのさ。
お金とか、社会的地位にこだわるから不良になれないのよ。
これまで50年以上積み上げてきた社会的経験があぶないことするのは
よそうよって不良化を妨げているんだねぇ。
そんなものは、ローランの幻の砂上の楼閣に過ぎないのだ。
　断っておくが、不良と非行とは大違いなのだよ。非行は人倫にも劣る行為だ。
強盗、傷害、恐喝、詐欺、放火、強姦、痴漢、誘拐、などなど、これらはすべて非行である。

　それでは、まっとうな、あぶないおじさんになるにはどうすればよいだろうか？
それには先人のあぶないおじさん達に学べばよいのだ！。
　マルクスもエンゲルスもあぶないおじさんだった。ドストエフスキーもトルストイもあぶない。
西行も芭蕉も一茶もあぶないおじさんたちだった。エジソンもアインシュタインもあぶなかった。
かの毛沢東同志さえ最も危なかったと告発書まで出る始末だ。
荷風も谷崎潤一郎も川端康成も三島由紀夫もあぶないおじさん達の代表だった。
名をなした男達は皆、あぶなかったのだ。それもみなふてぶてしいほどの確信犯だった。

　一昔前までは何処の街角にもフーテンの虎さんのようなあぶないおじさんがいて、
子供達にとっては英雄だった。
いつもぶらぶらしてて、何をしているか得体は知らないが やけにベーゴマがうまくって、
土手で釣りすれば達人だし、 いろんなこと知っていて、そこはかとなく色気があった。
世を捨てている気配には思いっきりのよさがあり、 ダンディーで、いたずらでなかなか
まねしようと思っても、おいそれとはうまくいかない。
かっこいい先人のあぶないおじさん達を研究し真似ようとしても、とても足元には及ばないのだ。

　だけど色気だけはこの連中にも負けないような気がしてきた。
そうだ、老いては色欲に従えば良いのではないだろうかと思うに至った次第だ。
東洋医学的に表現すれば自然体を悟る。「自然のままに、己が欲するままに正直に生きる」ことです。

おおげさに禁煙宣言などして色恋ざたも無くって、何が人生なのだ。 　　　
色欲にしたがって、破滅するわけでないし、恋愛なしではあぶないおじさんの色気に欠ける。
禿げおやじになっても、いつも恋するあぶないおじさんでいなきゃ！何のドラマも生まれやしない。
家庭、世間、会社、組織などなどの様々な束縛、拘束、呪縛から融き離れて自由な男として目覚めなければ！　

唯我独尊、これしか道はないのだよ。ひとり往く象のごとく、わが道を行けばよいのだ。
一顧傾城の美人と仲良くして春風満面だけでは満足せずに、酒池肉林で身を滅ぼすほどの
精力絶倫を誇りたいと、厚顔無恥（睾丸に鞭打ち）にして、
一方で不老不死の研究をするかたわら、腹上死を桃源郷と捉えている。　
　さあ、いざ立たん！ 新たなる旅立ちだ！。そう、五十にして大いに惑うのだよ！ご同輩
そうさ、 男は力強くいきり立ってこそ男なのだから！　 ♂　^:^;;