中国古代の房中書の中に「真陰・真陽を泥丸に上昇させてしばらく置き、再び顔面から咽喉、
胸、下丹田の中へと下降させ、下丹田の中に絶え間なく真陰・真陽を充満させていれば次第に
金丹へと凝結する。 そうなれば、一切の疾病や魔から開放されて髪は黒く、歯は硬く、老人は
青年の姿に若返ることができる。」と述べられている。
また、は下丹田の中に真陰・真陽を和合させる修煉方法として『房内補益』の中で
「男女交合の時、男性は先ず女性の口の中の津液を咽へと飲み込み、その後に下丹田の中が
赤色に光る様に想像すれば月日の形状のものが徘徊し始めて留まることがない」と述べている。
道教の内丹修煉術の具体的な方法として、丹田を王炉の基とし、精気神の三宝を薬物とし、
呼吸を火候として精を煉って気に変化させ、気を煉って神に変化させ、神を煉って虚に還える
手順で金丹を凝結するのである。
房中煉丹術の特徴は女性を鼎器とし、男性の陽精と女性の陰精を薬物とし、情欲を火とし、
性交術を火候として真陰・真陽の凝結物によって金丹を形成するのである。
【補足】
女性の生殖器は凹で、易の小成八卦で表現すると離卦であり、男性の生殖器は凸で、坎卦
である。 先天八卦図に於いて東は離卦で青龍で、西は坎卦で白虎である。
離卦と坎卦の中爻が真陰と真陽である。 真陰と真陽を交互に交換すると、乾卦と坤卦となり、
天地と成って全ての爻が純陰と純陽となる。
それから後はどうなるかって! これ以上あとは、秘伝中の秘伝なので云えないの----。
どちらにしても 、男女の性の交わりは仙道に於いて、健康維持と長寿にとって絶対に必要な
ことだと云うことである。
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白面郎君は白虎に騎り、
青衣女子は青龍に跨り、
鉛汞は鼎の辺に相見た
後、一時、関を鑽れば
其の中に在り。
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