BEAUTIBULLY
としちゃんのブルドッグ・クリニック
ラスター♀

アカラス、:別名毛包虫とかニキビダニとも言います。
毛根の中につく寄生ダニで、 ひとつの毛根に何匹もつく程小さな虫で、もちろん肉眼では確認できません。
 小さな円形ハゲが出来て、その中にニキビの様なできものが出る時もあります。
大体、生後三ヶ月から十二ヶ月に起こり、短毛種によく見られます。
身体の数カ所に出る局所性と、全身に出来る全身性とがあり、十数年前は全身性の ひどい場合は安楽死処分になったそうですが、今は色々な治療法があってほとんど の場合直せるようになりました。
 1) 薬浴 何度も通院が必要で時間がかかります。
 2) 注射 アイボメックと言う家畜用の注射で大抵いちどでなおりますが, 獣医さんはあまりお薦めしないようです。分量間違えると危険
 3) 服薬 フィラリヤの薬を一定期間毎日飲み続ける。お金がかかる。
最近出たフランス製のノミ駆除用スプレーでフロントラインという薬は学会で アカラスに有効であると発表されていますが、まだあまり出回っていません。
 また、五歳以上の成犬でアカラスが出る場合は他の病気や癌などに関連し、 抵抗力の低下などが原因の場合がよくあるようです。


 アカラスFAQ:
Q:私もブルドッグ“ジーニー”を飼いはじめて6ヶ月目に入りました。
もうすぐ7ヶ月、20キロです。  実はご相談があってmailしました。
「アカラス」の症状が出て来て治療中です。 薬(虫を殺す毒)を塗りはじめて2週間、症状は悪化する一方で 鼻かぜをひいているのか、せき込んだり吐いたり食欲もありません。
これは薬のせいかどうかもわからず心配です。 薬を塗る個所はお腹と頬なのであまりなめる心配はないところだと思います。
「アカラスの治療に自信のある病院を紹介する」と知人にいわれ今週土曜日に行く 予定です。
今の病院も若い先生で、大丈夫そうではあります。 ただ、皆さん長期治療が必要だといわれます。
今も家の中で生活し、冬は湯たんぽを与えたり過保護にしすぎたでしょうか。
ご相談にのっていただけるとうれしいのですが..

F:もともとアカラスはいぬの身体に居る者で一生症状の出ない子も沢山いますが、 短毛種で皮膚の弱いブルドックには天敵のような存在ですね!
アカラスに強い病院があるならその獣医さんにおまかせするほうが良いのでは ないでしょうか。
上に書き込んだ内容の通りいくつかの治療法がありますが やはり大事な家族の一員ですから多少のお金と時間がかかりますが、薬浴の方法が 一番いいと、としちゃんは思います。
JUPITERも8ヶ月の時になって、薬浴の方法をとりました。 ちなみに薬浴一回八千円ぐらいで、最初のひと月は週一回、次の月は二週に一回、それから 一ヶ月後に外部寄生虫検査をして、結果完治していました。(計6回)



予防の手入れについて:
 BULLDOGは脂肪体質なので指の間などすぐに赤くなったりグジュグジュに なったりしてしまいますね!
 散歩から帰ったらこまめに足を洗うとか濡れタオル で拭いてやるとかした方がよいとおもいます。
 それと足の指の間の件ですが、 ドルバロンと言う塗り薬を知っていますか?
どこの動物病院にも置いてあると思いますが、人間界で言うオロナインの様なオールマイティーな薬です。
耳の手入れ、切り傷、ちょっとした皮膚の腫れ、ただれ等重宝です。
それと普段の手入れには、市販のオキシドールで消毒するといいですよ。
やっぱり 指の間、顔のしわ、シッポ、耳、等につかっています。
グジュグジュした所(指の間、顔のしわ等)にはベビーパウダー、ひどくなると 抗生物質入りのパウダー(病院によって使っている製品は違いますが代表的なのは フランセチンパウダー)をつけています。
ただ色々な皮膚病の原因があり、アカラスや悪性のカビの可能性もあるので、様子 をみて心配なときは獣医さんに相談して検査等してやって下さい。


ブルドッグの交配:
ラスターが3月2日、4日の2回交配してきました。以前にもお話したように超臆病者のラスターがどうなるかと朝からソワソワドキドキしていたのは、としちゃんでした。
ブルドックの交配は、ほとんどの場合が外玉交配(人工授精)ですがそれでも心配 でした、でも案外すんなりと事が進み、無事終了しました。
しかし、ブルドックの受胎率はきわめて低いので、後はただただ祈るばかりです!
 神様、仏様、アラーの神様、何でもいいから的中させてください !!!

CHEERY EYE
目の鼻側に近い隅に眼球を保護する役割をする瞬膜と言う膜があり、 その瞬膜に付属する瞬膜腺が肥大し円く赤い腫瘤となって突出する病気 で、成長期のブルドックに多くみられる。
これは瞬膜の中にT字型をした軟骨が包み込まれた様に入っていて、 この軟骨と瞬膜腺との間の組織が生まれつき弱い事によっておきる。
初期は抗生剤や点眼療法でおさまる場合もあるが、突出が大きくなかなか 治らない物は切除手術または埋没手術を必要とする。

 (JUPITERの症例)

初めは、あずき大の大きさの物が出たり引っ込んだりを三回ほど繰り返し たが、最後にはビー玉ぐらいの大きさになり切除した。
手術は半日程で終わったが、ヘタな獣医さんだと涙腺まで取ってしまったり する事もあるので、信頼のおける先生に頼みましょう。

(宮崎うらしまさんちのゴンの症例)

可哀相ですが、こうなると、手術するしかないでしょう。

気道症候群!?
 投稿者:としちゃん  投稿日:03月11日(水)17時15分32秒
BULLDOGを始めとし短頭種の犬は、頭蓋骨が異常に発達し、このため鼻と喉 が圧迫され、鼻、咽喉頭、気管支などに障害が起こる。これを気道症候群と言います。
鼻孔の狭いBULLDOGは、空気の通りが悪いため喉の奥が陰圧になり、そのため 上顎の奥に続く軟口蓋と言う所が長く伸びすぎるようになります。
その結果いびきをかく、吐き気がくる、白い泡状の痰をだすなどの初期症状が起き, 悪化すると呼吸が困難になってくる場合もある。
初期の内に鼻孔を広げる手術や 軟口蓋を切り取る手術等をおこなうと、症状を軽くすることができます。
ジーニーちゃんはこれかもしれませんよ。獣医さんに相談してみては如何ですか。


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